巻タリアンニュース 第14号
新潟県人会の新年会に参加した巻高同窓生たち
東京新潟県人会(本部・東京都台東区)は、首都圏各地に存在する郷人・県人組織の会員や中学・高校の同窓会、OB会などで構成されている。
本部事務局以外はボランティアで運営されており、総務・広報・交流及び文化教養など各委員会で役割分担しながら年度行事を遂行している。
巻高同窓生は、地区県人会・郷人会はもとより、県人会本部の各委員会でも多数が活躍し職域・地域を越えた文化交流を推し進め積極的に参加している。

新春恒例の新年祝賀会は、快晴で迎えた平成16年1月10日椿山荘(東京・文京区)において、定刻の11時30分、君が代斉唱で幕が開かれた。
壇上に掲揚された国旗と県人会旗が一層荘厳さを高める。
来賓招待客106名を含め総勢600人近い参会者の力強い国歌が会場となったオリオンの間一杯に響き渡る。

司会進行役のベテラン池田孝一郎氏(29年卒)は今年も健在だ。
多人数参加するパーティの出来・不出来は司会者の力量で大きく左右する。
広い会場での宴席は、ステージから離れた後方のテーブル付近を注視する事が大切で最後部を飽きさせないために、話題が転じる時の「間」を工夫する必要があると説く。
ひとりの挨拶が済んだ後には必ず短い段落を作り、さて次はどなたかと聴衆に関心を持たせる術は、会場の空気と音で判断し言葉で次へ結ぶ「技」の感がする。TBSアナウンサー時代の経験を生かし、実況を中心に放送関連業界の人材育成にも携わっており、巧みな司会技法で参会者を惹きつけている。

写真左から
大久保雅士・山崎了司・中原克義の各氏
新年祝賀会には巻高OBも会員として多数参加する。
東京支部の中原克義幹事長(34年卒)は「東京西川会」の会員を連れ同地区の山崎了司氏(34年卒)と参加した。
大久保雅士氏(45年卒)は「新宿新潟県人会」として参加、それぞれ各地区の県人組織が協力している。
「東京弥彦村人会」の加藤全宏氏も県人会行事の常連であり「えちご吉田会」から参加した渋木久弥氏、登石正中氏も司会の池田孝一郎氏と同期の29年卒業組で元気がいい。
今年の新年会も巻高同窓生らの賑やかな声が聞こえてきた。

 ネスパス館・館長斉藤正博氏(左)と
 池田弘・アルビレックス新潟社長
新潟ネスパス館長の斎藤正博氏(43年卒)は来賓として顔を見せていた。昨年4月に表参道の新潟館・館長に就任してまもなく1年目を迎える。
県人会をはじめ地区郷人会などの集まりは毎週どこかで開催されるため本人の休日はない様子である。
自身の出身地・岩室村の郷人組織も昨秋漸く発足し「岩室だいろ会」の発展に尽力している。

アルビレックス新潟J1昇格報告
新年会のアトラクションは、J2優勝・祝勝会となった
アルビレックス新潟の池田弘社長は、自分の高校在学当時の(新潟・南)1967年頃 は野球部を強化していたが、まだサッカー部は無かったと振り返る。
巻高は1962年には部を作りこの頃迄には、故・向山正臣先生が既に100名を超える有能な生徒を送り出し、国体開催県としてスポーツ強化策の有効活用を継続していた。
J1昇格御礼挨拶で悲願達成の喜びを壇上で報告しながら、今後の活躍で新潟を「豊かなスポーツ文化の創造の地」として更なる展開で夢と感動を与えられるようJ1での活躍を約束した。
池田社長はプロサッカーのスタイルが、ヨーロッパから地域意識の高い我が国へも、確実にその熱を浸透させてくる予感を抱いていたと語る。
やがては巻高サッカー部OBの中野幸夫氏(49年卒)とフロンティア精神でプロサッカーチームとしての(株)アルビレックス新潟をマネジメントしその波動を新潟で芽生えさせ、結果として多くの記録を塗り変えたJリーグのサクセス・ストーリーをプロデュースする事となった。
首都圏後援会長 更なるバックアップを約束
首都圏の後援会は「優勝」を目標として14年の5月に発足。
「アルビレックス新潟首都圏後援会」の平辰(たいらたつ)会長は多数の応援に対して御礼を述べたあと、これからは、真の目標J1王者達成に向けて、物心両面を支援する組織・サポーターの意義を唱え、首都圏の法人及び個人としての支援活動への参加を強く呼びかけた。平成16年1月現在の法人会員は約1200社、個人会員が8000名程後援会員として登録されている。
新年会場ロビーでは、後援会事務局が入会受付けコーナーを設け多くの県人会員が新規会員の入会の手続きをした。
両津出身の平社長の名刺には、「庄屋」「日本海庄屋」「ジョン万次郎」「榮太郎」「やる気茶屋」など代表取締役を務める全国展開チェーン「大庄」グループ22店舗名がぎっしりと印刷されている。
「いずれもその道の王者たれ」と支援する者と暖簾分けされた責任者は王道に邁進している。
アルビレックス新潟のJ1優勝街道を強力に先導する支援者がここにもいた。

アルビレックスチアガールと県人会婦人部の競演
アトラクションでは、アルビレックスチアリーダーズ達が躍動する健康美を披露してくれた。
東京専属のメンバーを結成し、スポーツイベントやレセプション出演などを通してスポーツ振興とチアリーディングの普及活動をしている。
一方県人会・婦人部は「佐渡おけさ」を、ステージと会場フロアーで披露し祝賀会を盛り上げる。
テーブル席で待ちかねていた会員達は、一緒になって佐渡おけさを踊りフィナーレを迎えた。
首都圏の活動に機動性を持たせようと東京・銀座に
専属事務所を構えたアルビレックスチアリーダーズ
県人会館では、毎月おけさ講習会を開催している
時には、本場佐渡での研修会で腕を磨く事もある

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