懐かしい校歌や応援歌を聴いてみませんか?
作詞:相馬御風(一番・二番)・ 竹内三一郎(三番)
作曲:斉藤佳三、弘田龍太郎
編曲:勝山文吾
越の国原渺茫と
瑞穂の波の寄るところ
千古ゆるがぬ伊夜日子の
雄姿をともに仰ぎつつ
親しみ学ぶ健児らが
聖なる志操たれか知る
越路の国に降りつもる
雪をしのぎて咲く梅の
色もゆかしきこの花に
香もなつかしきこの花に
学びの庭の明け暮れを
いざやならはんもろともに
狭霧はれゆく学園に
新生日本の夜はあけて
世紀の花ぞつぼみぞと
きほひ咲くべき朝は来ぬ
重き使命にめざめつつ
理想の文化きはめまし
南北両校舎統合後、奇しくも作詞がともに相馬御風氏で形式も同様であったことから、旧制中学校々歌の一番を一番とし、旧制女学校々歌の二番を二番とした。そして職員生徒より募集して当選した竹内三一郎教諭のものを三番とし、あわせて、日中比較文学の先駆者として帝国学士院賞を受賞した岩室村出身の金子彦二郎先生に送り補訂していただいた。
作曲者はもとより異なっていたが、原曲のメロディーをもとに生かしながら、勝山文吾教諭が合唱曲として編曲された。公式に歌ったのは、昭和26年3月の卒業式が初めてであった。